2012年08月13日
PC初心者:フリーの工事関係者Aさんの場合
フリーで請負工事をしているAさんは、新規の工事請負を斡旋してくれる大手企業に初めて行くことになりました。
フリーで独立当初は、以前勤めていた会社の孫請けをやって食いつないでいたのですが、それでは収入が心もとなくなってきたので、新規開拓のためにドキドキしながら初の面談です。
そこでは、担当者の方とちょっとした事情説明やら、実績を口頭で話したりなどして、面談が行われました。
最後に、担当者の方が一枚の紙を差し出して言いました。
「この書類は雛形なんだけど、コレ、1週間後までにWordで作って持ってきて。」
その書類のタイトルには【請負事業所申請書】と書かれていました。
Aさんは工事のプロですが、PCは触ったことがありません。
とりあえず、【Word】というソフトで作ることを知ったので、帰りに本屋をウロウロしてWordの本を買いました。
一番安くて、一番薄くて、一番やさしそうなものを選んで以下のものを購入。
★「初心者でもわかるWord」P100 ¥1,000
色々ありましたが、一番読みやすそうなのでこれにしてみました。
近くのファーストフードでお昼を食べながら読んでみたところ、心配していた通り、パソコンを入手しなければいけません。
安く購入したかったので、その後、そのまま電気屋さんに行って聞いてみました。
「メーカー製でオススメなのは○○○というところの△△△という商品で、この商品のスペックはど~たらこ~たらで、これと比較して■■■の×××という.....」
説明が呪文のように聞こえてきたので、よくわからないのに
「ちょっと、色々調べてから出直します」
と言い残して、その電気屋さんを出ました。
調べようにもPC自体を持っていないので、どこかタダでPCに触れるところを探しました。
噂によると市役所などでもPCを利用できるということを聞いたので、翌日は空いた時間を利用して市役所に行って調べてみることにしました。
PC自体に触れたことが無いので、そこにいる人に色々操作の説明を聞きながら調べてみると、何か知らないけれど、エラーが出たりします。
不思議に思ってそれを聞くと
「あ~。フィルターのせいでネットサービス系につなげるとエラーになるんだよね」
とか意味不明の返事が返ってきました。
結局、その人が
「色々調べたいんだったら、インターネットカフェの方がイイと思いますよ」
と言ったので、その言葉を信じて、いつもお昼時間に漫画を読みに行くインターネットカフェに初めてネットを使うためだけに行ってみることにしました。
仕事帰りにネットカフェに立ち寄り、市役所での操作を思い出しながら初めてネットに接続してみます。
なんか色々な情報が次から次へと出てきますが、よくわからないのが大半です。
試しにさっき言われた【検索窓】に「Word」と入れて調べると549,000,000 件も出てきました。
「なんじゃこりゃ…」
ますます訳がわからなくなってきたので、どうしたら良いものか考えあぐねて結局、昨日買った本をパラパラとめくって読んでみました。
ちんぷんかんぷんな言葉と文章のオンパレードでしたが、さらっと読んでみると、
「【Word】にはバージョンというものがある」こと、
「どうやら以前ほんのちょっと触ったことがあるワープロとは違う」こと
など、いくつかのことに気づきます。
しかも、今からそのもらったWordの雛形に沿って【請負事業所申請書】を作るためにはいくつもの壁が立ちはだかっているらしいことがうっすらとわかってきました。
「来週の締切までに間に合うのか……」
背中に冷たい汗が流れます。
それでも自分で作ってやる、と躍起になり、勉強する決意をしました。
★「初心者でもわかるWindows」P100 ¥1,000
を買い、自分専用のPCも買うことにしました。
PCは流石に新品を買うには値段が高すぎるので、電気屋さんで
「ネットとOffice製品くらいしか使わないんだったらコレで十分ですよ」
と言われたWindowsの中古パソコンを購入しました。どうやらWindows7というのが入っていて、代表的なソフトが3種くらい入ってるとのことでした。(Word・Excel・PowerPoint)
★Windows中古パソコン¥30,000
店員に聞くと、やっぱり自宅にネット環境というものを作らないとインターネットを使えるようにはならないらしく、携帯しか持っていなかったので、その場でネット契約を申し込みました。
★ネット回線申込代:事務手数料¥5,000
★回線工事費:¥5,000
あとで知ったんですが、どうやらネット回線というのは2年くらいは使用しないといけないらしく、途中解約の場合は¥10,000程度かかるらしいということも知りました。
しかも、月額使用料が毎月¥3,000(マンションタイプの光回線)くらいかかるとのこと。
「PCって持ってるだけで相当コストがかかるってことかよ!」
憤っても後の祭りです。乗りかかった船なので、
「くそう!回収するくらい使い倒してやる!」
息巻いて設置したPCで色々勉強を始める決意を新たにしました。
仕事をしながら、自宅でWordの勉強です。
仕事は現場が8時集合なので、7時半には自宅をでなければならず、起床は6時半。
また現場の終了時刻が5時であるにもかかわらず片付け等で結局6時すぎに帰る計算です。
奥さんと二人暮らしなので、いつも携帯で帰るコールをして家に帰ります。
PCを買い、ネットを設置して、Wordの勉強をし始めたので、家に帰って夕食を食べたらPCとにらめっこしながら毎日Wordと戦うことになりました。
まずはWindowsと戦う必要性を感じ、本を見ながら、また、インターネットエクスプローラーで検索しながら疑問を解決していきます。
しかし、PCが来た初日は、キーボードのタイピングもままならない状態です。
このままではいけないと思い、また書店で
★「初心者が3日で習得するタッチタイピング」P100 ¥1,000
を買いました。
タッチタイピングにもコツがあるのをわかって、四苦八苦しながらゆっくりとではありますが、入力できるようになってきました。
この時点で5日かかりました。締切は2日後です。
始めてWordを開いてみたときは、面食らいました。
紙のイメージの白い画面の四隅にくの字が入ってる、だけの画面だったからです。
一つの画面にこれでもかと情報を詰め込まれているネットを見てしまったため、真っ白な画面が新鮮というよりは「この白紙を雛形通りに埋めなくてはならないこと」に恐怖を感じました。
それでもなんとか自分のやりたいことができるようになったんですが、帰ってから翌日の仕事に支障が出ないように勉強するためには、12時過ぎには就寝しなければならず、7時に自宅に着いて汗を流し、夕食を食べながらテレビでニュースを見ていると気がつけば8時を過ぎています。
そこから12時までという3時間ちょっとの時間でできることには限りがあります。
ちょうど乗ってきた頃に、寝なければ。という時間が来ます。
気持ちは焦るのに、結局雛形を見ながら自分が入力しなければならない箇所に入力するだけ、という状態に持ってこれたのは、締切日の前日になってました。
とりあえず、雛形に沿って、入力するものの、表示は端が揃っていないのでガタガタになるし、どうやって表にすれば良いのかわからないから適当に線を引いてごまかし、文字の大きさを適当に変える方法を調べるのに30分、数字に至ってはちゃんと算用数字に直す方法を見つけるのに1時間かかっています。
明日、提出する【請負事業所申請書】を仕上げたときには、午前4時を過ぎていました。
そうこうしながらなんとか体裁を整えて作成し終わったWordの【請負事業所申請書】ですが、Aさんはプリンターを持っていないので、ネットで調べたコンビニでプリントアウトすることにしました。
今仕事をしてる工事現場の監督には事前にその日一日お休みをもらっていたので、午前中にそのコンビニに行き、店員にお願いして、プリントアウトしてもらい、それを持参して大手企業に向かいます。
Wordの操作にかかった時間は1週間前に購入したテキストの半分しか終えてない状態です。
Windowsのテキストに至っては、該当箇所だけしか読んでないので、4分の1も見てません。
タッチタイピングのテキストはなんとか全部読みましたが、いま必要でない部分は飛ばしてます。
大手企業に到着し、応接室に通されると、先週Wordの雛形を携えた担当者に会釈をしました。
持参したWordで作成した文書を見ると、
「お。Wordくらいは使えるんだ。じゃあ、あとはコレ、1週間後にExcelで作って持ってきて」
とだけ言われ、また新たな【申請事業所実績評価書】という文書の雛形を紙で渡されました。
AさんはWordの勉強で費やした時間を考え、
「…Excelって…一昨日ネットで調べたとき、習得するのにWordの2倍以上かかるって書かれてるのを見たな……」
と目の前が遠くなるのを感じて、その会社を後にしました............
~~~~~~~~~~フリーの工事関係者Aさんの場合~~~~~~~~~~
以下、かかった時間も含めて金額に換算して合計額を算出してみます。
★AさんのWord勉強時間 3時間×3日=9時間+最終追い込み4時間=13時間
Aさんの平均月収が25万だとすると、
週労働時間48時間(9:00~18:00×6日)≒192時間/月労働時間。
・収入:25万/月平均
(日祝祭のみ休みという業態/経費を考えず、単純に手取り収入のみの計算)
25万÷192時間=¥1,302(小数点切り捨て)
@¥1,302×13時間=¥16,926 ←かかった時間をコスト計算
★買った本
@Wordの本「初心者でもわかるWord」P100 ¥1,000
@Windowsの本「初心者でもわかるWindows」P100 ¥1,000
@「初心者が3日で習得するタッチタイピング」P100 ¥1,000
★設置した環境にかかった費用
@中古のパソコン¥30,000
(WindowsのホームエディションでOfficeパーソナルだと最低価格でこれくらいです)
@いろいろと調べるために自宅にネット環境設置=¥3,000/常時接続のADSLか光回線の月額最低料金
(設置代金は別途¥10,000くらいかかります)
今回Wordの文書を作成するためにかかった費用(初期投資込)は全部で、¥46,000 + ¥16,926 =¥69,926 になります。
2年縛りでネットを引いてしまったのでなにもしなくてもネット維持費が月¥3,000発生します。
すると、2年で¥72,000 仕事の時間中に使えないネット通信料が年間¥36,000飛びます...
動画を見たりとか、ゲームをやらなければ高速回線にこだわる必要はないので、¥1,000くらいでネットは使い放題できますが・・・
以上のように、お金と時間をかけて、それでも独学をするか、仕事だけにしか使わないから講習を受ける、と割り切るか、その判断はそれぞれの仕事の態様によって異なってくると思いますが、コレを読んだみなさんがどう思うのかは個人の判断に委ねたいと思います。
(もちろん一度身に付いたPCのスキルはほぼ一生モノなので、それなりに投資する価値はありますが、独学する意味があるかどうか、という点が最大の問題だと思います。)
※根気よく情報収集をしていると、もっと格安でPCを手に入れたり、ネット環境を設置できたりすることもありますが、そういった情報すらネットでなければ得られないものなので、結局、PC初心者の方は大体上記くらいの初期投資はかかると見積もった方が賢明です。
フリーで独立当初は、以前勤めていた会社の孫請けをやって食いつないでいたのですが、それでは収入が心もとなくなってきたので、新規開拓のためにドキドキしながら初の面談です。
そこでは、担当者の方とちょっとした事情説明やら、実績を口頭で話したりなどして、面談が行われました。
最後に、担当者の方が一枚の紙を差し出して言いました。
「この書類は雛形なんだけど、コレ、1週間後までにWordで作って持ってきて。」
その書類のタイトルには【請負事業所申請書】と書かれていました。
Aさんは工事のプロですが、PCは触ったことがありません。
とりあえず、【Word】というソフトで作ることを知ったので、帰りに本屋をウロウロしてWordの本を買いました。
一番安くて、一番薄くて、一番やさしそうなものを選んで以下のものを購入。
★「初心者でもわかるWord」P100 ¥1,000
色々ありましたが、一番読みやすそうなのでこれにしてみました。
近くのファーストフードでお昼を食べながら読んでみたところ、心配していた通り、パソコンを入手しなければいけません。
安く購入したかったので、その後、そのまま電気屋さんに行って聞いてみました。
「メーカー製でオススメなのは○○○というところの△△△という商品で、この商品のスペックはど~たらこ~たらで、これと比較して■■■の×××という.....」
説明が呪文のように聞こえてきたので、よくわからないのに
「ちょっと、色々調べてから出直します」
と言い残して、その電気屋さんを出ました。
調べようにもPC自体を持っていないので、どこかタダでPCに触れるところを探しました。
噂によると市役所などでもPCを利用できるということを聞いたので、翌日は空いた時間を利用して市役所に行って調べてみることにしました。
PC自体に触れたことが無いので、そこにいる人に色々操作の説明を聞きながら調べてみると、何か知らないけれど、エラーが出たりします。
不思議に思ってそれを聞くと
「あ~。フィルターのせいでネットサービス系につなげるとエラーになるんだよね」
とか意味不明の返事が返ってきました。
結局、その人が
「色々調べたいんだったら、インターネットカフェの方がイイと思いますよ」
と言ったので、その言葉を信じて、いつもお昼時間に漫画を読みに行くインターネットカフェに初めてネットを使うためだけに行ってみることにしました。
仕事帰りにネットカフェに立ち寄り、市役所での操作を思い出しながら初めてネットに接続してみます。
なんか色々な情報が次から次へと出てきますが、よくわからないのが大半です。
試しにさっき言われた【検索窓】に「Word」と入れて調べると549,000,000 件も出てきました。
「なんじゃこりゃ…」
ますます訳がわからなくなってきたので、どうしたら良いものか考えあぐねて結局、昨日買った本をパラパラとめくって読んでみました。
ちんぷんかんぷんな言葉と文章のオンパレードでしたが、さらっと読んでみると、
「【Word】にはバージョンというものがある」こと、
「どうやら以前ほんのちょっと触ったことがあるワープロとは違う」こと
など、いくつかのことに気づきます。
しかも、今からそのもらったWordの雛形に沿って【請負事業所申請書】を作るためにはいくつもの壁が立ちはだかっているらしいことがうっすらとわかってきました。
「来週の締切までに間に合うのか……」
背中に冷たい汗が流れます。
それでも自分で作ってやる、と躍起になり、勉強する決意をしました。
★「初心者でもわかるWindows」P100 ¥1,000
を買い、自分専用のPCも買うことにしました。
PCは流石に新品を買うには値段が高すぎるので、電気屋さんで
「ネットとOffice製品くらいしか使わないんだったらコレで十分ですよ」
と言われたWindowsの中古パソコンを購入しました。どうやらWindows7というのが入っていて、代表的なソフトが3種くらい入ってるとのことでした。(Word・Excel・PowerPoint)
★Windows中古パソコン¥30,000
店員に聞くと、やっぱり自宅にネット環境というものを作らないとインターネットを使えるようにはならないらしく、携帯しか持っていなかったので、その場でネット契約を申し込みました。
★ネット回線申込代:事務手数料¥5,000
★回線工事費:¥5,000
あとで知ったんですが、どうやらネット回線というのは2年くらいは使用しないといけないらしく、途中解約の場合は¥10,000程度かかるらしいということも知りました。
しかも、月額使用料が毎月¥3,000(マンションタイプの光回線)くらいかかるとのこと。
「PCって持ってるだけで相当コストがかかるってことかよ!」
憤っても後の祭りです。乗りかかった船なので、
「くそう!回収するくらい使い倒してやる!」
息巻いて設置したPCで色々勉強を始める決意を新たにしました。
仕事をしながら、自宅でWordの勉強です。
仕事は現場が8時集合なので、7時半には自宅をでなければならず、起床は6時半。
また現場の終了時刻が5時であるにもかかわらず片付け等で結局6時すぎに帰る計算です。
奥さんと二人暮らしなので、いつも携帯で帰るコールをして家に帰ります。
PCを買い、ネットを設置して、Wordの勉強をし始めたので、家に帰って夕食を食べたらPCとにらめっこしながら毎日Wordと戦うことになりました。
まずはWindowsと戦う必要性を感じ、本を見ながら、また、インターネットエクスプローラーで検索しながら疑問を解決していきます。
しかし、PCが来た初日は、キーボードのタイピングもままならない状態です。
このままではいけないと思い、また書店で
★「初心者が3日で習得するタッチタイピング」P100 ¥1,000
を買いました。
タッチタイピングにもコツがあるのをわかって、四苦八苦しながらゆっくりとではありますが、入力できるようになってきました。
この時点で5日かかりました。締切は2日後です。
始めてWordを開いてみたときは、面食らいました。
紙のイメージの白い画面の四隅にくの字が入ってる、だけの画面だったからです。
一つの画面にこれでもかと情報を詰め込まれているネットを見てしまったため、真っ白な画面が新鮮というよりは「この白紙を雛形通りに埋めなくてはならないこと」に恐怖を感じました。
それでもなんとか自分のやりたいことができるようになったんですが、帰ってから翌日の仕事に支障が出ないように勉強するためには、12時過ぎには就寝しなければならず、7時に自宅に着いて汗を流し、夕食を食べながらテレビでニュースを見ていると気がつけば8時を過ぎています。
そこから12時までという3時間ちょっとの時間でできることには限りがあります。
ちょうど乗ってきた頃に、寝なければ。という時間が来ます。
気持ちは焦るのに、結局雛形を見ながら自分が入力しなければならない箇所に入力するだけ、という状態に持ってこれたのは、締切日の前日になってました。
とりあえず、雛形に沿って、入力するものの、表示は端が揃っていないのでガタガタになるし、どうやって表にすれば良いのかわからないから適当に線を引いてごまかし、文字の大きさを適当に変える方法を調べるのに30分、数字に至ってはちゃんと算用数字に直す方法を見つけるのに1時間かかっています。
明日、提出する【請負事業所申請書】を仕上げたときには、午前4時を過ぎていました。
そうこうしながらなんとか体裁を整えて作成し終わったWordの【請負事業所申請書】ですが、Aさんはプリンターを持っていないので、ネットで調べたコンビニでプリントアウトすることにしました。
今仕事をしてる工事現場の監督には事前にその日一日お休みをもらっていたので、午前中にそのコンビニに行き、店員にお願いして、プリントアウトしてもらい、それを持参して大手企業に向かいます。
Wordの操作にかかった時間は1週間前に購入したテキストの半分しか終えてない状態です。
Windowsのテキストに至っては、該当箇所だけしか読んでないので、4分の1も見てません。
タッチタイピングのテキストはなんとか全部読みましたが、いま必要でない部分は飛ばしてます。
大手企業に到着し、応接室に通されると、先週Wordの雛形を携えた担当者に会釈をしました。
持参したWordで作成した文書を見ると、
「お。Wordくらいは使えるんだ。じゃあ、あとはコレ、1週間後にExcelで作って持ってきて」
とだけ言われ、また新たな【申請事業所実績評価書】という文書の雛形を紙で渡されました。
AさんはWordの勉強で費やした時間を考え、
「…Excelって…一昨日ネットで調べたとき、習得するのにWordの2倍以上かかるって書かれてるのを見たな……」
と目の前が遠くなるのを感じて、その会社を後にしました............
~~~~~~~~~~フリーの工事関係者Aさんの場合~~~~~~~~~~
以下、かかった時間も含めて金額に換算して合計額を算出してみます。
★AさんのWord勉強時間 3時間×3日=9時間+最終追い込み4時間=13時間
Aさんの平均月収が25万だとすると、
週労働時間48時間(9:00~18:00×6日)≒192時間/月労働時間。
・収入:25万/月平均
(日祝祭のみ休みという業態/経費を考えず、単純に手取り収入のみの計算)
25万÷192時間=¥1,302(小数点切り捨て)
@¥1,302×13時間=¥16,926 ←かかった時間をコスト計算
★買った本
@Wordの本「初心者でもわかるWord」P100 ¥1,000
@Windowsの本「初心者でもわかるWindows」P100 ¥1,000
@「初心者が3日で習得するタッチタイピング」P100 ¥1,000
★設置した環境にかかった費用
@中古のパソコン¥30,000
(WindowsのホームエディションでOfficeパーソナルだと最低価格でこれくらいです)
@いろいろと調べるために自宅にネット環境設置=¥3,000/常時接続のADSLか光回線の月額最低料金
(設置代金は別途¥10,000くらいかかります)
今回Wordの文書を作成するためにかかった費用(初期投資込)は全部で、¥46,000 + ¥16,926 =¥69,926 になります。
2年縛りでネットを引いてしまったのでなにもしなくてもネット維持費が月¥3,000発生します。
すると、2年で¥72,000 仕事の時間中に使えないネット通信料が年間¥36,000飛びます...
動画を見たりとか、ゲームをやらなければ高速回線にこだわる必要はないので、¥1,000くらいでネットは使い放題できますが・・・
以上のように、お金と時間をかけて、それでも独学をするか、仕事だけにしか使わないから講習を受ける、と割り切るか、その判断はそれぞれの仕事の態様によって異なってくると思いますが、コレを読んだみなさんがどう思うのかは個人の判断に委ねたいと思います。
(もちろん一度身に付いたPCのスキルはほぼ一生モノなので、それなりに投資する価値はありますが、独学する意味があるかどうか、という点が最大の問題だと思います。)
※根気よく情報収集をしていると、もっと格安でPCを手に入れたり、ネット環境を設置できたりすることもありますが、そういった情報すらネットでなければ得られないものなので、結局、PC初心者の方は大体上記くらいの初期投資はかかると見積もった方が賢明です。
タグ :WordPC初心者の架空の話
Posted by AirLaVo(エアラボ) at 23:58│Comments(0)
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